x ばくぜんと、飛雄は高卒でバレー選手(企業に就職)、なイメージしかないのですが、大学に入るってのもいいなあ、とかおもいはじめた。私は大学行ってないので大学がどういうとこなのかわからないのですけれど、バレーつよいとこ行ってそこで色々学ぶもまた人生だ。どんなとこであれ勉強ができるってのはいいものです。そうでなくとも一生勉強してかなきゃなんないんだけどさ、学校っていう空間で、同世代の子らと話したりできるってすごいことだ。あの子は中学で人間関係を一つまなんで、高校で先輩に出逢ってまなんで、大学行ってさらに世の中のことまなんで、そういう成長の仕方をしたっていい。そういう人生どうですか。きょうこんなこと知りましたよ、ってこと一つひとつすがさんに話して聞かせて、へええ、そっかーそっかーとかって。すがさん、すっかり息子をみまもる親の気持ちで満更でもない。
x 三島由紀夫の金閣寺あたりを読み返してて、はじめて読んだ時から思っていたことだけどこの人はなるほど天才だ、天才だ、天才です。とか、無責任なことをまた考えてます。 太宰はロック、とはやはり思うし純粋の化身、思春期の壜詰め、と思うけど、三島にロックは感じられなくて、ただただ天才なんでしょう。自分の存在をみとめてもらいたくてみとめてもらえなくて誰にも相手にされなくて叫んで喚いて地団駄踏んで、だめで、さびしくて。そういう切実さを感じられる存在がとても好きだ。さびしくてせつなくて愛おしい。
x 繊細な人、って、抱きしめたくなるしあなたのそれ、あなたの抱えるそのそれ、いつまでもだいじにしていろよ、なんだかもれなく愛してしまいたくなる きみ、どうかそのままでいてね