勝訴! Category:murmur Date:2013年01月14日 すっかり福本作品にお熱で狂ってます。参った。世の中のブームは過ぎ去ったのかもしれないけれど、当時絶対にハマるものかと思っていたのにこんなことになるなんて……人生何が起こるかわからない。まとめ買いしたいほど読みたい作品、深追いしたい作品って実は結構久しぶりで、というかもしかしたら初めてかもしれない。だいたい身内の影響受けて読み始めたりしていたから。ああ違うな、森田作品を去年精力的に攻めていたし、二度め、か。それでもいい齢こいて二度めだもの。ようやっと自分の好みというか色みたいなのがはっきりしだした。遅い。森田作品といい今回といい、身内とはてんで好みが合わなくて、決定的にあの人とは違うってことを思い知った。別に絶望とかではないけど、やっぱり!って思った。音楽ならいざ知らずこの手の好き好きって似てると思ってたのに、違うんだなあ。熱の入れ方とか、視点とか、当り前だけど全然違って、それを知ると今まで自分が必死こいて追いかけてたことに気づいちゃって、なんのこっちゃ。阿呆らしいというか、無理すんなよというか。そっちの気づきのほうが私にはちょっと恐ろしかった。 それにしても“好き”のちからって凄いなあ。これで正気保ってるとか正直とても複雑だし、正気かどうかわからないけれど(だってほとんど狂気じみた意地でしょう)、少なくとも現実に留まりたい気持ちは“好き”があるおかげ。狂ってる!(笑)他全部棄てるってある方が仰ってたけれど、その気持ちよくわかる。まあ私は棄てらんないんだろうけどさ、何もかも。(だから重くって仕方がないのだ) ことの起こりは何だったっけ? もう忘れたけれど、一月に入ってからだったはずだ。偶然TVにヒロトが出てきて、たぶんそれからだ。そもそもヒロトについても去年気にならなかったら、あの時目に止めていなかった。何もかも偶然で未だにちょっと信じられない。こんなことってあるんだろうか。カイジのOPを観なければここまで発狂しなかったんじゃないかと思う。そしてあの曲のセレクトだよ、「未来は僕等の手の中」。だいたい十代の頃の私を知っている人達には口を揃えて意外だって言われるけれど、たぶん面の皮の下はこっち。化けの皮剥がされたと思った。正直色々ショックだった。今月入ってから色んなことが立て続けで、いつかドサーッと崩れないかしらと少し心配にもなる。そのくらい現実味のないかんじ。これ夢じゃないよね? っていう(笑)。だってそもそも最悪の状態になったからすべてが始まったわけで、現実がこんなに甘いわけないじゃない。ほらやっぱり狂ってる。我ながら恐ろしい。 ホント心の拠り処がこんなんしかないみたいで厭になるわ、とか、とても良い笑顔で言いたくなる。此処二週間くらいずっとそんな他人様から苦笑いされそうな心地で、たぶんに狂人。 ヒロトとかOPとか書いちゃったけれど結局何が決定打かって作品なのだ。そのバックグラウンドというかイメージがあまりに曲と合いすぎてて、セットみたいに感じているだけで、やっぱり歴史は繰り返すのか……とか、その当時を知らないくせに思っちゃう。なんて傲慢。でもこの数年気になったものって須く私の生まれた頃に出来た作品だったり曲だったり、するのだ。齢を取っただけかもしれないけれど、この頃のあらゆるものにまったく魅力を感じないのは、熱量とか質とかの根本的なもの以前に、新しい真似をしているだけのただの繰り返しだって、薄々感じ始めたからなのかなあ。たぶん私だけじゃなく、同じ様に感じている人は多くいるんじゃないかしら。芸術とか表現ではなく、消耗品になっている。気がする。それか義務、か。 これから何かを好きになるってたぶん凄く大変になるんじゃないか、或いは、減ることはすれ増えることはないんじゃないかと思う。新しいものを求めることに意味がない。だってこれまでと同じものだもの。 話がずれた。とても久しぶりにブログを開いたら色々書きたくなっちゃった。まあなんだ、だから今手にしている“好き”を手離したくはないよなってことなのだ。 PR