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水とタバコ

そこのみ

呉美保監督「そこのみにて光輝く」という映画を2月に(レンタルだけど)観たのですが、たまらん、すき、と思い、また借りてきて観てました。3回め。
ことしの個人的最高傑作かもしれない……と早くも思う。
ああいう、疵の舐めあう人間関係がとてもとてもすき。そして生活感漂う雰囲気がドツボで、
これはもう所有しなければならないわという謎の義務感が沸いています。
閉塞感と個々人の孤独とどこにもいけなさを、あんなふうに映像でもって表現できるすごさ、
俳優陣の生々しさ、すばらしい。
池脇千鶴が水っぽくてきれいなのにぜんぜんきれいに撮らないところも、
現実、ってかんじがしてよかった。

佐藤泰志の「そこのみにて光輝く」が原作で、初見以来ずっと探していたのだけどどこの書店にもなくて、すわ、もう密林かしらと思ってたところ地元の図書館で発見したのでちまちまと読んでます。この作家は初めて読むし、今までぜんぜん知らなかった。調べてみたら死後絶版になってたみたいで、なんでや、死んだあとに評価されるって虚しいだけじゃないか。生前に評価されていればこの人は死ななくて済んでたのかもしれないと思うと、なんだか、なんだかなあってかんじです。いやどうなのかな。よくわかんないけど。


頭が退化しているのか委縮が始まっているのかことばが浮かばなくて、どうにも、いけない。もっと色々書きたいんだけど、書きたいんだけど、書きたいんですよ。
4月に入ってから仕事が大絶賛混乱期で毎日毎日一人で暴れてるんだけど、みっともないからやめたい。もっと寛大な精神を持っていたい。
相変わらずウシジマくんにお熱です。生まれて初めて週スピを買いました。社長ひとコマも出てこなかったけど巻頭カラーの社長が拝めて嬉しかったです。2冊買うべきだった…!あれ、コピーしてラミろうかな……そのくらい麗しかった……すき……。

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