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水とタバコ

愛々

今月、また一つ年をとります。
年食ってよかったなあと思うのは、心が死なないための自衛策を考え実行できるようになったこと。私の場合、こだわりすぎない・嫌いな人やものには極力近づかない・自分の限界を知る、など。とりわけ嫌いな人やものに近づかない、は、これまでほんとうにできなくてくるしい思いばかりしていたので、その点は今はすごく楽。若かったんだなあと思います。嫌いな人やものに心が殺されるのはあまりにもかなしいし可哀そう。自分のこと可哀そうって思えるようになったことは私にとっての大きな成長。

人間だれしも生きているから、生きている限り疵つきつづけるから、
何でもないような顔して生きてる人も当り前のように毎日毎日なにかしらに疵つけられているから、
私はその疵を悪いものとは思わないしむしろ愛おしいものに思います。
心がまだ死んでない証拠ではないかしら。疵つかなくなったら心は死にます。


3/26にライヴがあって、私は取れなかったチケットを心優しきかたからお譲り頂けることになり、
あまりのことに動揺を隠しきれない。まさか、そんな。ありがとうインターネット、ありがとう。
年とる前にあの人に逢える、しかも私の大すきな箱で。前回その箱で観たのは2015の10月でした。あれから一年半。もうそんなに経つんだなあ。当時の私、開演早々べそべそに泣きじゃくって、twitterにそのことを書かれてしまい、たいそう恥ずかしく、けれどとてもとても嬉しかった。あの人と目があった、笑いかけてくれた、信じられないこと。でもぜんぶ現実。嬉しいです。すなおに。

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